2015-01-01から1年間の記事一覧

ビーチロック について整理中

田中好國(1995);ビーチロックの研究小史、地理科学、vol.50,no.1,p.45http://www.eonet.ne.jp/~tnk1998/b.r.html田中先生によるまとめ 1 ビーチロックとは サンゴ礁の発達する海浜の潮間帯に多く見られ、その海浜堆積物が主に炭酸カルシウムによるセメント…

赤色立体地図でみる関東地方の地形

はじめに 赤色立体地図は2002年にレーザ計測の結果を表現するために開発した 富士山の青木ヶ原樹海は青木ケ原溶岩の上に植物が生育したもので 溶岩表面の微地形は複雑な凹凸に富んでいる。 このような複雑な地形を現地調査な可能な縮尺でも見やすく表現する…

弾道を描く噴出物の力学と防災

はじめに 2014 年御嶽山噴火では,山頂付近に新たに生じた火口列で水蒸気噴火が発生し,頂上付近にいた登山者に多数の犠牲者を生じた.被害の原因は火口から弾道を描いて到達した噴出物と,噴煙柱崩壊による火砕流によるものと思われる. 御嶽山では,2014 年噴火…

日本画像学会 依頼原稿

全く新しい形の表現手法「赤色立体地図」とその発展 千葉 達朗※The new visualization method Red Relief Image Map and its aplication Tatsuro CHIBA※ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ※アジア航測株式会社 総合研究所 〒215-0004 川崎市麻生区…

画像学会

赤色立体地図−複雑な形状を可視化する手法アジア航測株式会社総合研究所 千葉達朗 1.はじめに わたしは、宮城県の石巻市で生まれ育ち、1975年春、日本大学文理学部の応用地学科に入学しました。中学時代から等高線が大好きで、大学1年生のときに集めた2万…

−赤色立体地図− 地形・地質調査のための地図表現法

アジア航測株式会社総合研究所 千葉達朗 1.はじめに 赤色立体地図は、2002年に富士山の青木ヶ原溶岩流の調査の際に、わたしが発明した地形表現法です。ここではその技術的背景を紹介します。プロローグ 大学入学の頃わたしは、1975年春、日本大学文理学部…

慶良間諸島の地形

地形地質これまでの知見では 保存すべき重要な景観資源 として「完新世サンゴ礁原」があげられていた津波堆積物慶良間諸島の高度10mから50mにかけての高度では 厚さ10〜30cmの灰白色砂層が、斜面と平行に覆うように分布して地点を 多数確認できる。 一般的に…

Profile

Mr. Chiba is director of Researh Institute at Asia Air Survey Co., Ltd.,and part-time Lecturer of Nihon Univ.His specialized field is volcanology and geology,main task is the making volcanic hazard maps.He have invented the technique calle…

赤色立体地図の防災利用

日本でのLiDARと赤色立体地図を使用した、地形判読や防災対策を紹介する。 日本は自然災害が多い。島孤海溝系に位置するため火山や地震が多く、モンスーン地域のために台風も多く襲来する。また、山地が多いため、平地や海岸沿いに人口が集中し、都市が発達…